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ゲージ治具とは?活用メリットや種類、治具製作のポイントまとめ

目次

「ゲージ治具」とは、製品の寸法や形状の検証を行うための重要な測定治具です。こちらの記事では、ゲージ治具のメリットや製品例、ゲージ治具加工に用いられる主な設備と治具の関係についてまとめています。

ゲージ治具とは?

「ゲージ治具」とは、製造業の加工や組み立ての工程において、製品や部品の寸法、形状が設計通りに仕上がっているかどうかを確認するために使用される、専用の検査治具を指します。熟練の技術を持っていない作業者が検査を行う場合でも、専用の型に部品や製品をセットするだけで良否判定が簡単に行えるように設計されている点が特徴です。

主に自動車分野、精密機械分野、航空機分野にて使用されています。

ゲージ治具加工における治具の役割と使用するメリット

寸法検査を効率化できる

検査を行う際には、部品をセットしてダイヤルゲージの目盛りを確認するだけといったように、ワンタッチで検査が完了します。このように、製品寸法の合否判定を短時間で完了できます。ノギスや三次元測定機を使用するケースを使用する場合と比較すると、短時間で検査が完了することに加えて、それぞれの作業者の間で結果のばらつきが少なく済むことも大きなメリットとなります。結果的に寸法検査を効率化できるため、作業時間を大幅に短縮できます。

品質の安定化とトレーサビリティの確保が可能

ゲージ治具の使用により製品や部品における品質のバラつきを抑えて、安定した測定結果を提供することが可能です。さらに、測定したデータを管理システムと連携させることによって検査履歴を蓄積でき、トレーサビリティの確保にも繋げられます。トレーサビリティとは、製品の原材料調達から製造・流通・販売に至るまで、製品がたどる履歴を追跡して必要な情報を把握できる状態にしておくことです。

作業者の負担軽減と安全性の向上につながる

測定を行う際にゲージ治具を使用した場合、自動的にワークの固定・位置決めが可能になるため、作業者が手作業で測定を繰り返す必要がなくなります。さらに手作業が減ることからヒューマンエラーの防止とともに、安全性の向上にもつなげられます。

ゲージ治具の製品例

さまざまな点を測定できる総合ゲージ

ケース、ハウジングの総合ゲージ
引用元:渡辺精密工業株式会社
(https://wsl-g.co.jp/products/fixture/)

「穴位置度」「面位置度」「直角度」「穴直径」といったように、複数の点について同時に測定を行えるツールです。測定を行う場合には、天板部分を跳ね上げて測定対象物をセットした上で天板を被せた状態で測定を行います。

内径測定ゲージ

内径測定ゲージ
引用元:特殊超硬バイト開発ラボ
(https://special-bite-lab.com/product/%e5%86%85%e5%be%84%e6%b8%ac%e5%ae%9a%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%82%b8)

自動車部品の内径を測定する専用ゲージです。このゲージは加工を行うにあたって測定ゲージの先端に穴に入れやすいよう内角で角度を付与している点や、製品との接触が多いため、耐摩耗用超硬を採用している点などがポイントです。内角の通りと止まりが一体しているので、交差上下限を一度に測定できます。

多段内径ゲージ

多段内径ゲージ
引用元:特殊超硬バイト開発ラボ
(https://special-bite-lab.com/product/%e5%a4%9a%e6%ae%b5%e5%86%85%e5%be%84%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%82%b8)

穴の寸法管理を行うために作られた、多段ゲージです。外形の寸法は全てμm台の精度となっています。両センター加工により寸法精度や仕上げ面の精度も向上しています。また、ダイス鋼を熱処理することによって耐摩耗性をアップさせている点、サブゼロ処理を行うことで、経年寸法変化も軽減させられます。

ゲージ治具加工に用いられる主な設備と治具の関係

設備名 使用される主な治具 主な目的
三次元測定機 ゲージ治具 製品寸法・形状の確認と合否判定
マシニングセンタ 加工固定治具 ワークの固定・位置決めによる高精度加工
組立装置 組立用ゲージ治具 組付精度・干渉確認
検査ライン ハンドゲージ・検査ゲージ治具 ライン内での迅速<な品質確認

治具製作のポイント

こちらの記事では、製品や部品の寸法や形状、角度、穴の位置などが図面通りに仕上がっているかを確認する「ゲージ治具」について紹介してきました。治具を製作する際には、まずは「測定対象の形状」「精度要求」「使用環境」について正しく把握する、という点が非常に重要です。そのため、検査の基準点、測定箇所については設計段階で明らかにすることによって、使いやすさと再現性が両立できるように対応していきます。

なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【加工方法から選ぶ】
加工治具メーカーおすすめ3選を見る

【課題・目的別】
治具関連メーカー3社

加工治具メーカーは、得意とする技術や提供する製品によって、解決できる課題が異なります。
ここでは、加工現場で抱えやすい課題や導入目的に合わせて、おすすめの治具メーカー3社を紹介します。

切粉の詰まりや
ワークのビビリ・歪みを
防ぎたい

グローバル

グローバル

引用元:株式会社グローバル公式サイト
https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/

グローバルの強み
  • ひずみ・浮き上がり・重量物の位置決めなどに対応し、加工中の変形や位置ずれによる不良・手直しを抑える。
  • ワークの保持角度や治具の形状・傾斜を工夫し、切粉が詰まらずに自然に流れる構造を設計可能。
  • 設計から据付・試削り、導入後の改善まで一貫対応し、導入までスムーズに進められる。

切粉・ビビリ・歪みに対応する
治具設計を公式HPで確認

治具交換・芯出しを
効率化したい

イマオコーポレーション

イマオコーポレーション

引用元:イマオコーポレーション公式サイト
https://www.imao.co.jp/products/pullfix.html

イマオコーポレーションの強み
  • 横から締めるだけで治具を交換でき、外段取り化により加工機の停止時間を減らして稼働率を高める。
  • 5μmの繰り返し位置決め精度で芯出しを不要にし、交換後の再調整と作業者による精度差を抑える。
  • 治具やプレートの大きさに合わせて配置でき、多品種少量生産の治具切り替えを効率化し、段取り時間を短縮する。

段取り改善の根拠を
公式サイトで確認

固定・搬送・治具交換を
自動化したい

コスメック

コスメック

引用元:コスメック公式サイト
https://www.kosmek.co.jp/products/robot/

コスメックの強み
  • ロボットハンドやホールグリッパで搬送・固定を自動化し、ワークの投入・取り出しにかかる人手を減らす。
  • 位置決め・クランプ・動作確認を組み合わせ、固定ミスや確認漏れによる不良・設備停止を抑える。
  • ハンドチェンジャーやパレットクランプで治具・ツール交換を自動化し、少ない人員でも複数品種を連続生産しやすくする。

自動化対応の根拠を
公式サイトで確認