岐阜県に拠点を置く春近製作所は、治具の設計から製作まで自社で行える強みを活かし、スピーディーな部品開発が可能。自転車部品や自動車部品、生活機器の部品などさまざまな分野を得意としています。こちらの記事では、同社の特徴などを調査してまとめました。
春近製作所は自転車や自動車の部品製造を行うにあたり、治具の自社設計から製作まで一貫して対応することが可能。これより、部品開発の初期段階から顧客をサポートすることが可能となるため、加工の自由度を高めるとともに異形状の部品にも柔軟に対応できます。
短納期・低コストを実現できる点も春近製作所の特徴のひとつです。これは、加工に必要な治具の製作を含めた全ての工程を内製できるため。外部業者との連携にかかる時間やコストが不要となるので、スピーディーかつコストを抑えた製造が可能となります。また、岐阜市・関市にある工場では、日勤制と夜勤制による24時間体制で稼働しており休日も対応していることから、迅速な対応に繋がっています。
さまざまなニーズに応えるため、春近製作所ではきめ細やかな対応と職人技を活かした多品種少量生産から、4つの工場での高効率加工を活かした大量生産が可能です。顧客の要望に「No」と言わず、創意工夫しながら対応していく同社は、アイデアを形にするための試作品の開発も顧客と一緒に取り組んでいきます。さらに、製品の改良や新製品のリリースについてもサポートを行っています。
春近製作所は、自社製の治具を用いた金属部品の製造や加工を主な事業としています。そのため、ここでは同社が制作した治具と、その治具を用いて製作した主な部品について紹介します。

自転車の部品製造に、自社製治具が用いられています。複雑な形状の部品の製造が必要な場合でも、独自開発の治具を用いることによって高い精度・スピーディーな開発が可能になります。
春近製作所では、自動車産業向けとして主に内装部品を中心とした製品の提供を行っています。ここでも、自社制作の治具を用いており、柔軟な対応が可能に。自動車メーカーから寄せられる細かい要求にもスピーディーに対応しています。

同社は、日々の暮らしに必要となるさまざまな金属の部品の製造も行っています。ガス器具部品や水栓金具部品など、高い精度と安全性が求められる部品についても、同社の技術を活かして対応しています。素材の特性を活かした加工方法の提案が可能な点に加え、ミクロン単位の精度が求められるような部品にも対応しています。
春近製作所は、「製品の生産においてスピーディーかつ柔軟な対応をしてほしい」と考える企業や、「試作品開発や多品種少量生産を依頼したい」と考えている企業におすすめです。治具の自社設計と製作を行えることから小回りが利く生産体制を構築。製品開発段階からサポートを受けられ、自由度の高い製造・加工が可能に。アイデアを実現したいと考える場合に相談したい企業といえます。
なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
顧客からの要望として、「この図面を参考にして、急ぎで量産体制の構築をしてほしい」という要望が出てくることもしばしば。外注に依存した治具製作では、手配や工程設計に時間を要し、スピード対応が難しくなります。
量産化プロセスは「メーカーからの図面受領→工程設計→治具の図面設計→マシニングセンタのプログラミング・刃物の準備→外部企業への治具部品発注→治具の加工組付け→マシンへの治具セット→試作品のデバッグ作業」といった流れで進めていきます。条件が合えば2週間程度で完了することも。このスピード感のポイントは「治具の内製化」。治具設計からCADでの図面作成、外部発注、組立てを一貫して行い、大幅な時間短縮を実現します。
参照元:春近製作所公式サイト(https://www.haruchika.co.jp/feature/)
顧客から「小さくて複雑、さらに軽量化も実現した部品を生産したい」という見積もりが依頼されることも。例えば、自転車の台座製作に関して、他社が敬遠するような複雑な形状の部品を依頼されるケースもありました。
同社では、加工技術に加えて自転車部品に関連した技術を持った熟練の技術者が在籍しています。さらに、製作や加工だけではなく改善提案も積極的に行っているため、加工方法・精度に関する提案を行うことが可能です。この点から、複雑な形状を持つ部品の製造はじめ、時間短縮・コスト削減への対応など、さまざまな価値を提供しています。
参照元:春近製作所公式サイト(https://www.haruchika.co.jp/feature/)
同社は本社工場を含む4つの生産拠点を持ち、豊富な設備を導入することによって治具の内製から対応しています。工作機械も数多く、自動加工機が26台、マシニングセンタが104台、NC旋盤を31台保有しているほか、専用加工機やボール盤、フライス盤、汎用旋盤を用いています。
また、測定器も画像寸法測定器やワンショット3D形状測定機、三次元測定機、測定投影機、真円度測機を保有しています。
| 会社名 | 株式会社春近製作所 |
|---|---|
| 創業年 | 1970年(設立) |
| 所在地 | 岐阜県関市千疋大竹野2100 |
| 電話番号 | 058-229-6713 |
| URL | https://www.haruchika.co.jp |
引用元:グローバル公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/)
切削加工の分野において、設計からアフターケアまで一括請負。
自動車業界や海洋機器・エンジン関連分野で使用する製品や部品製作の分野で大手企業から指名される実力を持つ。
切削加工で課題となる切粉の堆積や加工応力によるワークの歪みに対し、排出性を考慮した構造設計や重量に応じたクランプ設計が得意。精度不良を抑制する治具の提案もできる。
引用元:三和クリエーション公式サイト
(https://www.sanwa-creation.co.jp/)
硬質素材や難削素材を超精密・微細加工する技術を提供してきた会社。特に精度への要求が高い研削・研磨加工において知見と技術力を持つことから、「磨く」ことに特化した治具製作を任せられる。
超硬合金製よりも耐摩耗性が高いとされるダイヤモンド製の治具を製作。
ダイヤモンドの特性上、潤滑油などを使用しなくて済むため、給油ユニット、油のメンテナンス不要で使える。
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/)
ワイヤー放電加工で使用する精密バイスやワイヤーカット治具の製作が得意。
最大70㎏※までの重量のワークに耐えうる治具の製作も手がける。
金型事業も行っていることから、ワイヤー放電加工における金型製作用の精密治具製作が強み。
要望を受けてから綿密な情報収集を行い、新製品開発における治具製作をサポートできる。
参照元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=64)