こちらの記事では、エッチング加工を柱とし、多種多様な分野に加工部品を提供する平井精密工業を紹介します。同社が提供する治具の特徴やラインナップ、保有する設備などを調査してまとめました。治具の新規導入などを検討している方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
平井精密工業は、フォトエッチング加工の専業メーカーであり、現在は国内外1,000社超の顧客(※)に、研究開発から量産までに関連する製品の供給を行っています。同社は、これまで業界や業種を問わずに世の中が必要とするものを追い求めてきました。その上でフォトエッチング加工をベースとし、同社が保有する機械加工や表面処理、接合技術といった多彩な加工技術を活かすことによって、顧客のニーズに応え続けています。
※参照元:平井精密工業公式サイト(https://www.hirai.co.jp/company/greeting/)
エッチングは、板厚1.0mm以下の薄板加工を行うケースが多いものの、薄板を積層してスポット溶接・熱圧着などを行うことによって、板厚1.0mm以上の厚みを持つ治具(キャリアやトレー)の作成を行えます。
一般的に、治具の作製には切削加工が使用されることが多いですが、同社ではエッチング加工を使用した治具の作製を可能としています。この加工技術により、切削加工では難しい中空構造や微細なポケット形状の実現も可能です。
さらに、切削加工ではひとつひとつ削りながら製作を行うという特性上、数量が増えてもコストを抑えるのは難しい傾向があります。その点、エッチング加工を使用した複合加工の場合には、数量の増加によってコストや納期に関して優位性を発揮できる点が大きな特徴です。
エッチング加工を行った後の積層方法に関しては、スポット溶接やレーザースポット溶接、熱圧着、拡散接合などが考えられます。これらの積層方法は平井精密工業にて対応可能であるため、顧客の予算や用途に合わせた提案を行えます。
平井精密工業では、これまでに多くの治具を製作してきた経験があり、その使用目的は顧客ごとに異なります。「品質・精度の向上」「複雑な加工や作業の簡素化」「人的ミスの削減」「不良発生の抑制」「生産成功率の向上」など、多様なニーズに対応しています。
製作された治具は製造装置などに組み込まれて使用されており、対応可能な加工内容も多岐にわたります。例えば固定用治具・切断用治具・挿入用治具・溶着用治具・塗装用治具・カシメ用治具・搬送用治具・検査用治具などが挙げられます。同社では顧客が希望する形状を製作するために、さまざまな加工技術を保有している点も特徴のひとつといえます。

平井精密工業では、エッチング加工を施した複数の金属板を、社内に保有する熱圧着および拡散接合の設備を用いて一体化し、完成品として提供しています。熱圧着、拡散接合で対応可能な材質には、SUS、42アロイ、アンバー、チタンがあります。

エッチング加工にて作製した複数の金属板を、抵抗スポット溶接機で貼り合わせを行うことによって、一点物として提供しています。
搬送用治具とは製品の搬送を行う際に、製品本体への振動やダメージを軽減することを目的とした治具です。この治具の活用によって安全な搬送を行えます。
同社はエッチング加工を軸として、さまざまな技術・素材を組み合わせる複合加工技術を提供しており、超精密を追求している企業です。この点から、切削加工では難しい精密な加工を要望する企業におすすめのメーカーです。また、自社のニーズに合った加工方法を提案してほしいと考えている企業も注目しておきたいメーカーといえます。
なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
製品加工を行う中で、熱や圧力を使用する工程では、樹脂トレーを使用する場合に限界がありました。
平井精密工業が提案する治具(金属トレー)は、アッセンブリ工程において問題なく使用することが可能。また、レイヤー毎の設計にも対応できることに加え、ポケット位置についても高い精度での提供が行えます。
参照元:平井精密工業公式サイト(https://www.hirai.co.jp/case/110/)
CADによるパターン作成、ワイヤー加工、NC微細加工に対応する大阪本社、加工全体をカバーする大垣工場、エッチングの量産化から接着加工を行う熊本事務所にて製作を行っています。
そのほかにも、グループ会社にて設計・開発から量産までの対応や、試作対応などを行っています。
| 会社名 | 平井精密工業株式会社 |
|---|---|
| 創業年 | 1967年 |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区天満橋3丁目4番34号 |
| 電話番号 | 06-6351-6712 |
| URL | https://www.hirai.co.jp/ |
引用元:グローバル公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/)
切削加工の分野において、設計からアフターケアまで一括請負。
自動車業界や海洋機器・エンジン関連分野で使用する製品や部品製作の分野で大手企業から指名される実力を持つ。
切削加工で課題となる切粉の堆積や加工応力によるワークの歪みに対し、排出性を考慮した構造設計や重量に応じたクランプ設計が得意。精度不良を抑制する治具の提案もできる。
引用元:三和クリエーション公式サイト
(https://www.sanwa-creation.co.jp/)
硬質素材や難削素材を超精密・微細加工する技術を提供してきた会社。特に精度への要求が高い研削・研磨加工において知見と技術力を持つことから、「磨く」ことに特化した治具製作を任せられる。
超硬合金製よりも耐摩耗性が高いとされるダイヤモンド製の治具を製作。
ダイヤモンドの特性上、潤滑油などを使用しなくて済むため、給油ユニット、油のメンテナンス不要で使える。
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/)
ワイヤー放電加工で使用する精密バイスやワイヤーカット治具の製作が得意。
最大70㎏※までの重量のワークに耐えうる治具の製作も手がける。
金型事業も行っていることから、ワイヤー放電加工における金型製作用の精密治具製作が強み。
要望を受けてから綿密な情報収集を行い、新製品開発における治具製作をサポートできる。
参照元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=64)