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榮製機

目次

金型事業で培った加工ノウハウと、NEOTECブランドで展開する精密治具の設計・製造力を併せ持つメーカーです。ワイヤーカット放電加工治具や精密バイスなどの治具を製作・提供しています。

本記事では、榮製機が製作している治具の特徴や製作事例などをまとめました。

榮製機が製作している
治具の特徴とは?

60年以上の金型事業で培った
ノウハウを治具製作に踏襲

1939年の設立以来、金型事業で培ってきた加工・寸法管理のノウハウを、治具製作にも応用することで、三次元形状の高精度加工や、熱処理後を見越した寸法補正など、金型製造で磨いた技術が高精度治具の品質を支えています。

「こうした治具を実現したい」という要望に対しては、設計・3Dモデリングから試作、加工、測定・検証、量産移行までを一貫対応。 試作段階で発生しやすい反りや面粗度、クランプ痕などの課題には、治具構造の見直しや金型補正を組み合わせ、量産工程に適した形へと仕上げます。

これにより、立ち上げ初期の不良や手戻りを抑制し、量産時の段取りを安定化。開発段階から生産まで、一貫した品質づくりを可能にしています。

金型製作用に適正化された治具
ブランド「NEOTEC」

榮製機は、自社ブランド「NEOTEC」を展開し、金型製作の現場で頻繁に使用される治具(精密バイス、精密Vブロック、サインバー式永磁チャックなど)を幅広く取り揃えています。

金型製作の各工程で使用する治具をまとめてリプレースしたい場合でも、一社で完結できるのが大きな強みです。 現場全体で同一ブランドの治具を導入することで、精度や互換性の統一に加え、アフターサポートの一元管理にもつながります。

重量ワークのワイヤー放電加工に
特化した治具も用意

NEOTEC製品の中でも特に注目されるのが、金型製作向けのワイヤー放電加工治具です。

代表的な製品には、水平調整機能を備えたワイヤーカットブリッジ(AWBシリーズ)や、薄型タイプのWBシリーズがあります。
AWBシリーズの上位仕様では、ワーク重量21〜70kgに対応するモデルを展開。機械中央でワークを支える構造により、重たい厚板や大型角物でも加工面のズレや傾きを高精度に調整できます。その結果、段取り時間の短縮や加工面の安定、材料取りの最適化を実現します。

榮製機が製作する治具の
主なラインナップ

ワイヤーカット放電加工治具

ワイヤーカット放電加工治具
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=115)

自動車・金型・産機の各業界で、プレート類の穴加工、スリット加工、電極加工、ブランクの外形仕上げなどに使われる治具です。材料取りの適正化やテーパー補正の効率化を通じて、コスト削減とリードタイム短縮を実現します。

精密バイス

精密バイス
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=160)

研削・切削加工用の位置固定治具。ワークを支えることで加工時の精度や面品位を安定させ、生産ラインの不良率低減や段取り効率向上に貢献します。

割出・円筒装置/精密ロータリー
テーブル

割出・円筒装置/精密ロータリーテーブル
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=122)

ワークを回転させ、所定の角度で正確に固定する治具です。割出装置は固定できる角度が決まっており、等間隔の穴あけや研削加工で活躍します。

ロータリーテーブルは任意の角度に固定でき、自由度の高い加工(例:斜め加工や円弧加工)にも対応可能。

いずれも段取り替えの回数を減らし、面間精度(複数の面の位置関係の精度)のばらつきを抑えられるため、仕上げや精密加工の効率化に効果的です。

榮製機は金型製作で放電
加工を行う会社におすすめ

60年以上にわたる金型事業のノウハウがあり、重量ワークに対応するワイヤー放電加工治具を扱っているのが榮製機ならではの魅力です。他にも金型製作に特化した治具を多数取り扱っているため、治具のリプレースを検討しているプレス金型メーカー射出成形金型メーカーなどに適しています。

なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【加工方法から選ぶ】
加工治具メーカーおすすめ3選を見る

榮製機の治具製作事例

導入前の課題:段取り効率が安定
しない状況

榮製機が自社の課題を解決した事例です。マシニングセンタで芯出し基準を作る際にはピックテスターを使用していましたが、作業者によりスキルのばらつきが発生。慣れていない作業者ほど、基準のφ10を作る作業に時間がかかっていました。

導入後の効果:段取り時間の短縮と
品質安定化を実現

幅10.00mmの溝を持つ「機上基準治具」を自社で設計・製作しました。マシニングセンタに設置することで、座標系を即座に呼び出せるようになり、誰でも迅速かつ正確な芯出しが可能に。Z基準面やツールマスター台としても利用でき、段取り時間の短縮と品質安定化を実現しました。

参照元:榮製機公式サイト(https://sakae-kanagata.com/エッセイ/1939/)

導入前の課題:押さえ金の上面固定が
加工範囲と段取りを圧迫

マシニングセンタで中・大物ワークを加工する際、上面から押さえ金で固定すると、その部分が常に加工できない領域として残ります。そのため、工程の途中で押さえ金の位置を何度も移動させる必要がありました。

移動の度に工具や干渉を気にして段取りを止めるため、タクトが延びる課題も発生。押さえ位置が変わることで保持条件も不安定になり、面粗度や寸法の再現性に悪影響が出ていました。

導入後の効果:裏面タップを活かす
丸治具で段取りと不具合を低減

榮製機では、加工物をテーブルに固定するための「丸治具」と、その段付き寸法に合わせた専用押さえ金を製作しました。

ワーク裏面のタップ穴を利用して「丸治具」をねじ止めし、治具側の段付き座面を機械テーブルへ固定。 その結果、上面からの押さえが不要となり、一度の固定で上面・側面・端面の連続加工が可能になりました。

押さえ金の移動回数を大幅に減らせたことで、工具の動作が途切れにくくなり、干渉リスクも低下。 段取り時間を短縮しながら、面粗度や寸法のばらつきを抑制しています。

参照元:榮製機公式サイト(https://sakae-kanagata.com/加工技術/1311/)

榮製機が保有する治具製作
設備の特徴

高精度マシニングから、放電・ワイヤーカット、各種平面研削、三次元測定機まで、治具製作に必要な設備を幅広く保有しています。大ストローク機と高精度機を使い分けることで、大型プレートから小物精密部品まで一気通貫で対応可能です。

試作から量産治具の改良まで短いサイクルで回せる設備・体制が整っており、納期が短い案件も柔軟に対応しています。

榮製機の会社情報

会社名 榮製機株式会社
創業年 要問い合わせ(設立年:1939年)
所在地 本社:愛知県豊川市伊奈町佐脇原68
電話番号 0533-73-1190
URL http://www.sakae-seiki.co.jp/

【課題・目的別】
治具関連メーカー3社

加工治具メーカーは、得意とする技術や提供する製品によって、解決できる課題が異なります。
ここでは、加工現場で抱えやすい課題や導入目的に合わせて、おすすめの治具メーカー3社を紹介します。

切粉の詰まりや
ワークのビビリ・歪みを
防ぎたい

グローバル

グローバル

引用元:株式会社グローバル公式サイト
https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/

グローバルの強み
  • ひずみ・浮き上がり・重量物の位置決めなどに対応し、加工中の変形や位置ずれによる不良・手直しを抑える。
  • ワークの保持角度や治具の形状・傾斜を工夫し、切粉が詰まらずに自然に流れる構造を設計可能。
  • 設計から据付・試削り、導入後の改善まで一貫対応し、導入までスムーズに進められる。

切粉・ビビリ・歪みに対応する
治具設計を公式HPで確認

治具交換・芯出しを
効率化したい

イマオコーポレーション

イマオコーポレーション

引用元:イマオコーポレーション公式サイト
https://www.imao.co.jp/products/pullfix.html

イマオコーポレーションの強み
  • 横から締めるだけで治具を交換でき、外段取り化により加工機の停止時間を減らして稼働率を高める。
  • 5μmの繰り返し位置決め精度で芯出しを不要にし、交換後の再調整と作業者による精度差を抑える。
  • 治具やプレートの大きさに合わせて配置でき、多品種少量生産の治具切り替えを効率化し、段取り時間を短縮する。

段取り改善の根拠を
公式サイトで確認

固定・搬送・治具交換を
自動化したい

コスメック

コスメック

引用元:コスメック公式サイト
https://www.kosmek.co.jp/products/robot/

コスメックの強み
  • ロボットハンドやホールグリッパで搬送・固定を自動化し、ワークの投入・取り出しにかかる人手を減らす。
  • 位置決め・クランプ・動作確認を組み合わせ、固定ミスや確認漏れによる不良・設備停止を抑える。
  • ハンドチェンジャーやパレットクランプで治具・ツール交換を自動化し、少ない人員でも複数品種を連続生産しやすくする。

自動化対応の根拠を
公式サイトで確認