FAプロダクツは、製造現場の課題に合わせてオリジナル治具を設計・製作しているメーカーです。
本記事では、治具の新規導入やリプレースを検討している方に向けて、FAプロダクツが手掛ける治具の特徴や、これまでに製作した治具の事例などを解説しています。
要件定義の初期段階からデジタルツイン(設備や工程を仮想空間に再現する技術)を活用し、シミュレーションによってレイアウト比較や段取り替えシナリオを短時間で試行します。把持面形状(ワークをつかむ接触面の形状)・センサー位置・搬送ピッチなどのクリティカル項目を事前に詰めることが可能となり、立ち上げ時の手戻りやばらつきを最小化。
現場の制約・品質指標・タクト(目標サイクルタイム)に合わせて、用途に適するオリジナル治具を短納期で具現化し、最小投資で最大効果を狙います。
治具の性能を引き出すため、組み込まれる設備側の設計・製作・改良にも対応。ロボット、AI画像検査、AGV(無人搬送車)などを組み合わせ、現行の人手運用から半自動、全自動へ段階的に拡張できるシステム構成を提案します。
段取り替え時間の短縮、作業者間差の吸収、品質の平準化など、前後工程を含めたKPI(主要評価指標)で最適化。治具・装置・周辺機器を束ねるワンストップ体制で、投資対効果を高めます。
導入後は定期点検・故障対応・予防保全を継続提供し、稼働の安定と寿命延伸を支援。老朽化や仕様変更に応じた部品調達・改修、制御・ソフトのアップデート、リプレース/レトロフィット(既存設備の改修・機能追加)にも柔軟に対応します。
運用データをフィードバックして改善案を随時提示し、品質・稼働率・保全性の指標をバランス良く更新。単発ではなくライフサイクル全体で成果を最大化します。

FAプロダクツは、製造現場の課題や工程要件に合わせてオーダーメイドで治具を設計・製作する方針を取っており、型番カタログ型の固定的な「ラインナップ一覧」は設けていません。
そのため、検討段階では「課題と用途」を起点に相談でき、把持方法や位置決め精度、段取り替えのしやすさ、検査性など、要件に直結する仕様まで含めて個別に設計が行われます。固定ラインナップでは拾いにくいニッチな要求にも適合させやすい点が特徴です。
参考までに、製作事例では基板検査治具や書き込み治具などを製作した旨が公開されていました。
固定ラインナップでは対応しきれない要件に合わせて、検査治具・組立治具を中心にオーダーメイドで設計・製作しているのが特徴です。特に、既存治具のリプレースを検討する企業や、二次・三次の協力企業で短納期かつ確実に立ち上げたい現場に適しています。ロボットや画像処理、データ収集までワンストップで相談できるため、治具単体にとどまらず工程全体の整合性を取りながら最適化が可能です。
なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
プリンタのヘッド組立では、手作業による接着剤塗布や仮固定が中心で、塗布位置や塗布量の安定性、作業者ごとの差異が課題となっていました。またUV照射を伴うため、安全性への配慮も必要でした。
XYZロボットによる定量塗布機構とUV照射を一体化した装置構成を導入。塗布位置・塗布量の再現性を確保するとともに、シャッターやエリアセンサによる安全設計を実現しました。治具と装置を合わせた標準手順により作業者依存を抑え、省力化と品質向上を両立しています。
参照元:FAプロダクツ公式サイト(https://jss1.jp/pastwork/printer_head/)
参照元:FAプロダクツ公式サイト(https://fa-products.jp/fa-products-equipment-jigs/)
汎用治具と手作業にて、家電向け基板の機能検査を行っていた現場の事例です。抱えていた課題は、接触不良や作業手順の違いによる品質のばらつき。教育負荷や段取り替え時の調整工数も増え、品質の平準化とタクト短縮の両立が困難でした。
基板形状・評価項目に合わせた専用検査治具を設計・製作し、位置決めと通電の再現性を確保。依頼から1か月未満で短納期立ち上げを実現しました。導入後は、スタートボタン操作で自動判別できる構成により、作業者依存を低減し、安定した検査が行えるようになりました。
参照元:FAプロダクツ公式サイト(https://fa-products.jp/fa-products-equipment-jigs/)
参照元:FAプロダクツ公式サイト(https://fa-products.jp/solution/real-solution/jig-inspection-pcb/)
フライス盤・マシニングセンタ・旋盤などの加工設備を保有しており、治具の位置決めピン、クランプ部材、ベースプレートなどの部品を内製できます。設計変更やリプレース時も、部品の再加工・追加工までワンストップで対応できる体制です。
設計面では、AutoCADやInventorなどの2D/3D CADにより、治具の構造やクリアランス、干渉を事前に検証しながら精密に設計。前後工程との取り合いをモデル上で詰められるため、製作から立ち上げにかけての手戻りを抑制できます。
| 会社名 | 株式会社FAプロダクツ |
|---|---|
| 創業年 | 要問い合わせ(設立年:2011年8月) |
| 所在地 | 本社:東京都港区新橋5-35-10 新橋アネックス 2F |
| 電話番号 | 050-1743-0310 |
| URL | https://fa-products.jp/ |
引用元:グローバル公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/)
切削加工の分野において、設計からアフターケアまで一括請負。
自動車業界や海洋機器・エンジン関連分野で使用する製品や部品製作の分野で大手企業から指名される実力を持つ。
切削加工で課題となる切粉の堆積や加工応力によるワークの歪みに対し、排出性を考慮した構造設計や重量に応じたクランプ設計が得意。精度不良を抑制する治具の提案もできる。
引用元:三和クリエーション公式サイト
(https://www.sanwa-creation.co.jp/)
硬質素材や難削素材を超精密・微細加工する技術を提供してきた会社。特に精度への要求が高い研削・研磨加工において知見と技術力を持つことから、「磨く」ことに特化した治具製作を任せられる。
超硬合金製よりも耐摩耗性が高いとされるダイヤモンド製の治具を製作。
ダイヤモンドの特性上、潤滑油などを使用しなくて済むため、給油ユニット、油のメンテナンス不要で使える。
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/)
ワイヤー放電加工で使用する精密バイスやワイヤーカット治具の製作が得意。
最大70㎏※までの重量のワークに耐えうる治具の製作も手がける。
金型事業も行っていることから、ワイヤー放電加工における金型製作用の精密治具製作が強み。
要望を受けてから綿密な情報収集を行い、新製品開発における治具製作をサポートできる。
参照元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=64)