日本治具は、自動化・省力化設備に組み込まれる治具の設計・製作を手掛けるメーカーです。特に、小型・軽量な精密部品を扱う組立・検査ラインにおいて、ワークの特性や加工方法に合わせた治具を提供しています。
本記事では、日本治具が製作する治具の3つの特徴を中心に、活用される装置や製作事例、設備体制についての情報をまとめました。
多数の自動化プロジェクトを手掛けた実績を基に、搬送・組付け・検査といった一連の工程で品質の再現性を高める治具を設計します。
装置側の供給・搬送・検査機構との連携を前提に、ワークの姿勢保持や着座確認、周辺機器との干渉回避などの要素を織り込むことで、設備の立ち上げ時の再調整を抑制。生産ラインの安定稼働とタクトタイム(製品1つあたりの生産時間)の平準化を支援します。
インライン検査(製造ライン上で行う検査)で使われるカメラやセンサーが、常に同じ条件下で正確な測定を行えるよう、治具側でワークをブレなく確実に固定。検査精度の再現性を高めることが可能です。
トレーサビリティ(生産履歴の追跡)の確保を前提とした仕様を提案することで、不良品の流出を抑制し、工程全体の品質を向上させます。
機械・電気設計から部品加工、組立、PLC制御、現地据付までを自社でワンストップ対応。自動化設備全体を手掛けるからこそ、心臓部である治具を、搬送機構やセンサーなどの周辺機器と連携させて設計できるのが強みです。図面だけでは分からない潜在的な課題を抽出し、プラスアルファの提案に繋げます。
工程間の情報伝達ロスが少ないため、急な要件変更への追従や細部の調整にも迅速に対応可能。治具と装置を同時に最適化することで、手戻りを抑制し、短期での設備立ち上げを実現します。
公式サイトに「治具の一覧」は公開されていません。日本治具は、既存の装置と組み合わせて機能する加工治具・組立治具・検査治具を、現場課題に応じて製品ごとに最適化する方針です。

搬送・位置決め・圧入・締結・検査を連携させる工程で、治具は把持・位置決め・反力受け・安全化を担います。共通基準面やクイックチェンジ化により、多品種切替の段取り時間を短縮。タクトタイムの平準化に寄与します。
外観・寸法・機能検査に合わせ、ワークの固定・姿勢保持・着座確認などの再現性を治具側で確保。検査基準の共有や記録化と組み合わせることで、不良流出を抑え、工程の安定と効率化に貢献します。
現在の治具メーカーに対して「提案が画一的で、現場改善につながらない」「治具が原因の位置ズレや干渉などの品質不良がなかなか減らない」などの課題を感じている生産技術部門の担当者にとって、有力な相談先となるでしょう。
高精度な位置決め治具や品質保証に貢献する治具設計で、不良品の発生を抑制。図面の意図を汲み取りつつ、潜在的な課題も考慮したプラスアルファの提案ができる点や、ワンストップ体制を活かした迅速な対応力も強みです。
単なる部品サプライヤーとしてではなく、生産ライン全体の効率化や品質向上を一緒に目指すパートナーを探している企業に適したメーカーだと言えます。
なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
公式サイトに記載がありませんでした。
加工においては、高精度な立形マシニングセンタ(牧野フライス)やワイヤ放電加工機(三菱電機)、各種研削盤などを保有。治具に求められる材質や形状、精度に応じて適切な加工方法を選択できます。
複雑な形状を持つ治具部品でも、ミクロン単位の精度で加工できるため、ワークの位置決め再現性が向上。製品の品質安定を支援します。
製作した治具の精度を保証するため、三次元測定機(ミツトヨ、東京精密など)をはじめとする多様な測定機器も備えています。加工完了後すぐに高精度な測定を行える環境があるため、品質を担保できるのはもちろん、万が一の仕様変更やトラブルにも迅速に対応可能です。
| 会社名 | 日本治具株式会社 |
|---|---|
| 創業年 | 1976年5月 |
| 所在地 | 本社:群馬県太田市東金井町1317-2 |
| 電話番号 | 0276-22-6211 |
| URL | https://www.nihonjig.co.jp/ |
引用元:グローバル公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/)
切削加工の分野において、設計からアフターケアまで一括請負。
自動車業界や海洋機器・エンジン関連分野で使用する製品や部品製作の分野で大手企業から指名される実力を持つ。
切削加工で課題となる切粉の堆積や加工応力によるワークの歪みに対し、排出性を考慮した構造設計や重量に応じたクランプ設計が得意。精度不良を抑制する治具の提案もできる。
引用元:三和クリエーション公式サイト
(https://www.sanwa-creation.co.jp/)
硬質素材や難削素材を超精密・微細加工する技術を提供してきた会社。特に精度への要求が高い研削・研磨加工において知見と技術力を持つことから、「磨く」ことに特化した治具製作を任せられる。
超硬合金製よりも耐摩耗性が高いとされるダイヤモンド製の治具を製作。
ダイヤモンドの特性上、潤滑油などを使用しなくて済むため、給油ユニット、油のメンテナンス不要で使える。
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/)
ワイヤー放電加工で使用する精密バイスやワイヤーカット治具の製作が得意。
最大70㎏※までの重量のワークに耐えうる治具の製作も手がける。
金型事業も行っていることから、ワイヤー放電加工における金型製作用の精密治具製作が強み。
要望を受けてから綿密な情報収集を行い、新製品開発における治具製作をサポートできる。
参照元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=64)