製作できる治具の範囲が広いメーカーです。加工治具はもちろん、組立治具や検査治具、溶接治具なども手掛けています。
本記事では、サワダ精密が製作している治具の特徴や製作事例などをまとめました。
機械設計・電気設計が連携する社内体制を備え、治具構想段階からの相談や、図面がない状態での見積もりにも対応します。
設計意図をすくい上げて3Dモデル化、部品加工、検査、組立・据付という一連の流れを自社で完結。仕様変更が生じても調整が可能なので、納期・コスト・精度のバランスを適正化しやすい企業と言えるでしょう。
主要取引は自動車・重工・半導体製造装置・電子機器・化学素材など多岐にわたり、研究機関との取引や医療用ロボット分野への参入実績を保有。
多業界の要件に向き合ってきた背景から、位置度・直角度・平行度などの幾何公差を安定して満たす治具設計、耐環境性を考慮した素材選定、段取り短縮のためのクイックチェンジ機構など、現場の工程条件に即した設計や精度保証を強みとしています。
サワダ精密の加工治具は、用途と使用環境に応じた適材適所の設計が強みです。その背景には、金属から樹脂まで幅広い素材に対応できる設計ノウハウがあります。 例えば油中環境や高温環境など、特殊条件下でも適した素材を提案可能。
こうした材料選定の幅と使い分けにより、耐摩耗性・耐食性・軽量化・絶縁性など、現場の要求に直結する性能に応えられる治具製作に努めています。

円形ワークを内径加工する際に使用される位置決め治具です。複数方向から固定することで、加工中のズレや振動を防止します。

ワークを圧入・挿入する際に正しい位置・向きで固定するために用いられます。位置決めブロックやスプリング付き押さえ部により、斜め挿入や過剰荷重による不良を防止します。

バルブ・ホース・樹脂成形品・金属ケースなどに規定圧力(空気や液体)を加え、漏れや変形がないかを検査するための治具です。製品が実際の使用環境で耐えられるかを確認し、不良品の流出を防ぎます。
図面が固まり切っていない段階からの相談に乗れる設計力と一貫体制が特徴。短納期の立ち上げや工程能力のボトルネック解消を同時に進めやすいメーカーです。
量産の品質安定や段取り短縮に課題を抱える生産技術・設備設計者の方、検査の省人化・自動化を急ぐ品質保証部門にとって、治具単体にとどまらない適正化の選択肢を提案してくれるでしょう。
なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
放電加工を行う際、円弧形状ワークの位置を正確に決めて固定するための治具を製作した事例です。
油中で使用のため表面処理を省き、耐環境とコスト低減のバランスを実現。円弧形状にピンやブロックの位置を調整できるため、寸法や個体差にも対応しやすい構造になっています。
ピンやブロックの当たり面でワークの位置決めが明確になり、電極との隙間が一定に保たれるため、放電加工の品質が安定します。
参照元:サワダ精密公式サイト(https://swd-jig.com/works/1233/)
ホブ盤における歯車加工の段取りを標準化し、同心度と位置精度を安定化するための位置決め治具を製作した事例です。
共通部品をできるだけ活用し、月に数十機種分のモデルを継続設計・製作する運用により、設計・購買・保全までのトータルコストを低減。
モデル追加や仕様変更時でも教育負荷を抑えながら迅速に立ち上げられます。
参照元:サワダ精密公式サイト(https://swd-jig.com/works/1231/)
大型ワーク向けの治具製作では、五面加工機や大型マシニングセンタを活用。高剛性のベースや大型プレートを一体加工しています。
精密部品や精度要件が厳しいワークの治具製作では、5軸加工機や複合旋盤、平面・円筒・成形研削機を駆使し、複雑形状やミクロン単位の仕上げ精度に対応可能です。
また、温度管理された検査室とCNC三次元測定器を備え、加工後の寸法や幾何公差を検証・保証できる体制を整えています。
| 会社名 | サワダ精密株式会社 |
|---|---|
| 創業年 | 1984年 |
| 所在地 | 本社工場・101工場エンジチーム:兵庫県姫路市広畑区吾妻町1-39 G工場・ナノ工場・溶断工場:兵庫県姫路市広畑区吾妻町1-35 大町工場:兵庫県姫路市広畑区大町3-58-1 |
| 電話番号 | 079-239-2225 |
| URL | https://swd-jig.com/ |
引用元:グローバル公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/)
切削加工の分野において、設計からアフターケアまで一括請負。
自動車業界や海洋機器・エンジン関連分野で使用する製品や部品製作の分野で大手企業から指名される実力を持つ。
切削加工で課題となる切粉の堆積や加工応力によるワークの歪みに対し、排出性を考慮した構造設計や重量に応じたクランプ設計が得意。精度不良を抑制する治具の提案もできる。
引用元:三和クリエーション公式サイト
(https://www.sanwa-creation.co.jp/)
硬質素材や難削素材を超精密・微細加工する技術を提供してきた会社。特に精度への要求が高い研削・研磨加工において知見と技術力を持つことから、「磨く」ことに特化した治具製作を任せられる。
超硬合金製よりも耐摩耗性が高いとされるダイヤモンド製の治具を製作。
ダイヤモンドの特性上、潤滑油などを使用しなくて済むため、給油ユニット、油のメンテナンス不要で使える。
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/)
ワイヤー放電加工で使用する精密バイスやワイヤーカット治具の製作が得意。
最大70㎏※までの重量のワークに耐えうる治具の製作も手がける。
金型事業も行っていることから、ワイヤー放電加工における金型製作用の精密治具製作が強み。
要望を受けてから綿密な情報収集を行い、新製品開発における治具製作をサポートできる。
参照元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=64)