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加工治具の製作メーカーとつながるメディア│Jigverse(ジグバース) » 加工治具メーカー42社を徹底調査&比較!課題別おすすめ3選も紹介 » 小野製作所

小野製作所

目次

航空機や半導体といった高精度が求められる分野で培った設計・製作力を背景に、単品から量産まで幅広い治具ニーズに対応できる体制が整っているメーカーです。

本記事では、小野製作所の加工治具の特徴や製品などを紹介します。

小野製作所が製作している
治具の特徴とは?

全長1.5mの航空機部品用治具をはじめ、大型かつ高精度が求められる治具を製作できる技術力を備えています。

小野製作所は1957年の創業以来、航空機用の治具・工具製作を手掛けてきた実績の中で、こうしたノウハウを磨いてきました。

大型治具では、構成部品の数が多くなるほど微小な誤差が積み上がり、全体精度に影響します。設計段階から材質や表面処理を厳選し、組立後には熟練職人が目と手で微調整を実施。

このように、機械加工と人の技を融合させることで、わずか±0.01mmの精度が求められる航空機エンジン用治具(SS400・Φ1200mm×550mm)も製作しています。

治具の設計から搬入まで一貫対応
だから調整の手間が少ない

チタンや鋳物など、加工難度の高い素材を得意としており、基本計画から詳細設計、製作、検査、搬入までを一貫して手がける体制も持っています。

そのため、治具導入時の加工条件や精度の相談もスムーズで、納入後の段取りや量産性まで視野に入れた設計で、加工時間短縮と品質安定の両立を後押しします。

無人稼働の工場で治具の量産が可能

岡谷工場と辰野工場の2拠点で役割を分担し、岡谷工場が治具製作と単品試作を、辰野工場がマシニングセンタによる量産加工を担う体制を構築。

岡谷工場で製作した治具を辰野工場でセットし、4軸・5軸中心の高精度加工機による夜間無人稼働を実現しています。 これにより、生産の安定化と短納期対応を両立。

量産治具の設計にも強みがあり、把持が難しい複雑形状部品でも専用クランプや取付具を考案することで、一度の段取りで安定加工が可能になります。加えて、難削材や鋳物など素材特性を踏まえた仕立てにより、安定した品質と生産性の両立にもつながっています。

小野製作所が製作する
治具の主なラインナップ

加工治具・取付具

加工治具・取付具
引用元:小野製作所公式サイト
(https://www.ono-seisakusho.co.jp/jig/)

鋳物のように寸法や形状のばらつきが大きいワークを安定して固定し、加工時の平行度を確保するために製作した治具です。 位置決めの基準となる重要な工程で使われるため、底面の平面度など、治具そのものの精度にも細心の注意を払っています。

検査治具・ゲージ

検査治具・ゲージ
引用元:小野製作所公式サイト
(https://www.ono-seisakusho.co.jp/jig/)

特定の基準に適合しているかを確認するために用いる治具です。 検査工程の属人化を抑えたい分野でも効果が高く、測定手順の標準化やスキル差の吸収に役立ちます。

量産治具・イケール治具

量産治具・イケール治具
引用元:小野製作所公式サイト
(https://www.ono-seisakusho.co.jp/jig/)

クランプが難しい形状の医療機器部品を固定するために設計された治具です。

量産工程での使用を想定し、取り付けや取り外しを容易にするクランプ方式を採用しています。 複雑な形状の製品を安定して保持できるよう、治具設計のノウハウを生かした構造となっており、作業効率と再現性の両立を実現しました。

小野製作所は航空機の
治具を必要とする
メーカーに
おすすめ

小野製作所は、航空機用の大型治具や高精度治具の製作実績を多く持つメーカーです。 1957年の創業以来、航空機産業で培った加工精度と組立技術をもとに、全長1.5m級の大型治具にも対応し、設計から製作・検査・組立までを一貫して行う体制により、精度の安定と短納期を両立できる点も特長です。

こうした技術力と生産体制から、航空機の治具を必要とするメーカーに適していると言えます。

なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【加工方法から選ぶ】
加工治具メーカーおすすめ3選を見る

小野製作所の治具製作事例

鋳物のバラつきを抑える位置決め
治具で基準面を高精度化

鋳物はロットや鋳肌の状態により形状・寸法が安定しにくく、機械加工前にどこを基準に固定するかが品質とタクトを左右します。

この事例は、鋳物ワークを確実に固定して基準面を安定化し、平行度を狙い通りに出すことを目的とした専用の位置決め治具を製作したものです。

治具そのものの基準面精度を徹底的に高めることで、段取りの再現性が向上し、初品から量産まで基準出しのブレを抑制できます。

参照元:小野製作所公式サイト(https://www.ono-seisakusho.co.jp/product/672/)

半導体装置部品の加工治具で組立
精度と段取り性を両立

対象部品を治具に確実に取り付けたうえで機械加工を行うための加工治具です。大型サイズでも基準面とクランプ位置の整合を高いレベルで維持し、取り付け後の加工で平行度0.02を狙い通りに出せる治具剛性・精度を実現。

SS400を主材とした堅牢な構成により、切削荷重や熱の影響下でも姿勢変化を抑制し、量産工程での繰り返し精度を担保します。測定に至る一連のオペレーションを見据えた設計のため、作業者のスキル差によるばらつきが出にくく、立ち上げ時のトラブルシュートもスムーズです。

参照元:小野製作所公式サイト(https://www.ono-seisakusho.co.jp/product/618/)

小野製作所が保有する治具
製作設備の特徴

高精度な治具製作を支えるのは、温度管理と測定環境の精度です。

小野製作所では、20℃±1℃に管理された恒温室で加工・検査を実施し、温度変化による熱膨張の影響を抑制しています。 また、CNC対応の三次元測定機による幾何公差の数値確認を行い、基準面や組立精度のばらつきを防止。 その結果、治具を用いて製作される製品寸法の安定性にもつながっています。

小野製作所の会社情報

会社名 株式会社小野製作所
創業年 1957年
所在地 本社・岡谷工場:長野県岡谷市湖畔1-14-22
辰野工場:長野県上伊那郡辰野町南原7461-31
電話番号 0266-23-4026
URL https://www.ono-seisakusho.co.jp/

【課題・目的別】
治具関連メーカー3社

加工治具メーカーは、得意とする技術や提供する製品によって、解決できる課題が異なります。
ここでは、加工現場で抱えやすい課題や導入目的に合わせて、おすすめの治具メーカー3社を紹介します。

切粉の詰まりや
ワークのビビリ・歪みを
防ぎたい

グローバル

グローバル

引用元:株式会社グローバル公式サイト
https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/

グローバルの強み
  • ひずみ・浮き上がり・重量物の位置決めなどに対応し、加工中の変形や位置ずれによる不良・手直しを抑える。
  • ワークの保持角度や治具の形状・傾斜を工夫し、切粉が詰まらずに自然に流れる構造を設計可能。
  • 設計から据付・試削り、導入後の改善まで一貫対応し、導入までスムーズに進められる。

切粉・ビビリ・歪みに対応する
治具設計を公式HPで確認

治具交換・芯出しを
効率化したい

イマオコーポレーション

イマオコーポレーション

引用元:イマオコーポレーション公式サイト
https://www.imao.co.jp/products/pullfix.html

イマオコーポレーションの強み
  • 横から締めるだけで治具を交換でき、外段取り化により加工機の停止時間を減らして稼働率を高める。
  • 5μmの繰り返し位置決め精度で芯出しを不要にし、交換後の再調整と作業者による精度差を抑える。
  • 治具やプレートの大きさに合わせて配置でき、多品種少量生産の治具切り替えを効率化し、段取り時間を短縮する。

段取り改善の根拠を
公式サイトで確認

固定・搬送・治具交換を
自動化したい

コスメック

コスメック

引用元:コスメック公式サイト
https://www.kosmek.co.jp/products/robot/

コスメックの強み
  • ロボットハンドやホールグリッパで搬送・固定を自動化し、ワークの投入・取り出しにかかる人手を減らす。
  • 位置決め・クランプ・動作確認を組み合わせ、固定ミスや確認漏れによる不良・設備停止を抑える。
  • ハンドチェンジャーやパレットクランプで治具・ツール交換を自動化し、少ない人員でも複数品種を連続生産しやすくする。

自動化対応の根拠を
公式サイトで確認