設計から加工、組付け、検査、据付まで一貫対応する体制を持ち、現場で長く使える「図物一致」の治具づくりが強みです。
本記事では、不二工機製造の治具の特徴や製作事例などを紹介します。
不二工機製造の治具づくりは、ミクロン単位の公差に応える精密加工力と、工程横断の一貫製作を組み合わせているのが特徴です。2D・3DCADでの構想・設計から、マシニング・旋盤・治具中ぐり・治具研削・放電加工・手仕上げ、ASSY(組付け)と検査までを社内で連続処理。
各工程で「図面要求精度に忠実」な加工を徹底し、分解・組付け時の再現性に優れた治具を提供します。現場での治具の調整を最小化し、立ち上げのやり直しによるロスを抑えられるのがメリットです。
地場の自動車・二輪メーカー・部品メーカーを中心に培った量産の厳しさに耐える設計・加工・検査のノウハウが蓄積されているのが特徴です。
過去の類似案件資産をもとに概算見積もりのスピード対応、車で片道1時間圏内なら即日の現地確認など、地域密着の機動力もあります。短納期案件やライン停止を避けたい重要治具でも、納期と品質の両立にめどを立てやすい点が心強いメーカーです。
図面と現物の状態が一致している図物一致の思想は、スペア部品の交換性や長期安定稼働にも効果的。保全や段取り替えのたびに寸法の当たりを取り直す工数が減るため、現場の停止時間を抑え、生産性向上に寄与します。
ISO9001とISO14001を取得し、品質・環境面の管理体制を組織的に運用しています。2019年には航空宇宙・防衛産業向けの品質規格JIS Q 9100も取得。設計・開発プロセスや製品安全など、より厳格な要求事項に沿った運用は、治具の加工精度やトレーサビリティの担保に直結します。
導入後は1年間の製品保証により、故障や不具合にも迅速に対応。他社製治具の改造・改善相談にも乗ってもらえるため、既存ラインの課題解決にも活用しやすいのが利点です。

マシニングセンタや旋盤加工に用いるワーク位置固定治具をオーダーメイドで製作します。

加工後の穴径・穴位置・面高さなどを誰でも安定して良否判定できる検査治具や、三次元測定機・画像測定機、非接触3Dスキャナでの測定時にワークを確実に固定する測定治具にも対応しています。

圧入位置決めやシール剤塗布、工程間搬送時の固定など、組立・搬送シーンで使う治具です。
短納期回答や現地確認のスピード、設計から組付け、検査までの一貫製作、ミクロン単位に裏打ちされた図物一致の品質は、ライン停止を避けたい量産現場や初品から合格が求められる新製品立ち上げに向いています。
なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
マシニングセンタ向けの機種交換式治具プレートの事例です。共通ベース(親治具)に対し、ワークごとの専用プレートとクランプアームを段取り交換して運用。
親側にクランプ機構を集約することで交換作業を簡素化し、変種変量の多い製品群でもタクトへの影響を最小化できます。
内部配管や締付トルクの適正化など設計段階での配慮により、油漏れや割れなどのリスク低減と長期安定稼働を同時に実現。立ち上げ時の現合調整が減り、初品からの合格率向上、保全工数の削減、段取り時間の短縮が期待できます。
参照元:不二工機製造公式サイト(https://fs-works.com/products/jig/)
樹脂カバーへのシール剤塗布工程で使う治具で、ワークごとに異なる子治具を素早く入れ替えられる構成とし、塗布範囲へ干渉しないクランプ方式を新設計しています。
作業者は治具をセットしてスイッチ操作をするだけで均一な塗布品質を再現でき、段取り替えの手間とタクトのばらつきを抑えることが可能です。
多品種混流ラインでも、治具側で姿勢保持と位置決めを担保するため、作業の属人化が進みにくく教育コストも軽減。ライン全体の稼働率と良品率向上に寄与します。
参照元:不二工機製造公式サイト(https://fs-works.com/products/jig/)
治具中ぐり盤と治具研削盤が充実しているため、位置決め穴や基準面を高精度に仕上げられます。ワイヤ・形彫・細穴の各放電加工機も揃え、難削材や複雑形状の治具部品まで一気通貫で内製が可能です。
検査では、高精度CNC三次元測定機をはじめ各種測定機器により、図面要求に対する精度確認を徹底。干渉チェックや加工シミュレーションを実施することで、完成品の精度・立ち上げの確実性を高めています。
| 会社名 | 不二工機製造株式会社 |
|---|---|
| 創業年 | 1966年 |
| 所在地 | 本社:静岡県浜松市中央区神田町1179 |
| 電話番号 | 053-441-5566 |
| URL | https://fs-works.com/ |
引用元:グローバル公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/)
切削加工の分野において、設計からアフターケアまで一括請負。
自動車業界や海洋機器・エンジン関連分野で使用する製品や部品製作の分野で大手企業から指名される実力を持つ。
切削加工で課題となる切粉の堆積や加工応力によるワークの歪みに対し、排出性を考慮した構造設計や重量に応じたクランプ設計が得意。精度不良を抑制する治具の提案もできる。
引用元:三和クリエーション公式サイト
(https://www.sanwa-creation.co.jp/)
硬質素材や難削素材を超精密・微細加工する技術を提供してきた会社。特に精度への要求が高い研削・研磨加工において知見と技術力を持つことから、「磨く」ことに特化した治具製作を任せられる。
超硬合金製よりも耐摩耗性が高いとされるダイヤモンド製の治具を製作。
ダイヤモンドの特性上、潤滑油などを使用しなくて済むため、給油ユニット、油のメンテナンス不要で使える。
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/)
ワイヤー放電加工で使用する精密バイスやワイヤーカット治具の製作が得意。
最大70㎏※までの重量のワークに耐えうる治具の製作も手がける。
金型事業も行っていることから、ワイヤー放電加工における金型製作用の精密治具製作が強み。
要望を受けてから綿密な情報収集を行い、新製品開発における治具製作をサポートできる。
参照元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=64)