三和クリエーションは、ダイヤモンド(PCD)を用いた研削・研磨工程向けの治具をオーダーメイドで設計・製作しているメーカーです。
本記事では、治具の新規導入やリプレースを検討している方に向けて、同社の治具の特徴や代表的な製品例(Vレスト、センターレス用ワークレスト、測定子)を解説します。
ダイヤモンド製のVレストやセンターレス用ワークレストを、オーダーメイドで提供。超硬合金製よりも高い耐摩耗性を実現しているため、治具の交換頻度や交換に伴う生産ラインの停止時間を減らすことが可能です。
また、ダイヤモンド材は摩擦係数が低く、熱伝導性にも優れているため、加工時に発生する熱や摩耗を抑えられます。潤滑油を使わずに加工できるケースが多く、給油ユニットや油のメンテナンスが不要になる点もメリットです。
保持用治具(Vレスト/センターレス研削盤のワークレスト)や検査用治具(測定子)、成形用治具(コイリングツール)など、多種多様なダイヤモンド製治具を製作しています。規格品だけでなく、希望のサイズのオーダーメイドにも対応可能です。
製作した治具は、モーターメーカーの量産切削ラインやピン・シャフトの真円度検査、丸棒ワークの研削加工、線材やばね用ニッケルめっき付SUS線のコイリング加工など、幅広い現場で活用されています。
三和クリエーションは、1999年の会社設立以来、モーターシャフトやベアリング、超硬ドリル、フェライトといった硬質素材や難削素材の精密加工を提供してきたメーカーです。これまでに培ってきた知見と技術力を研削・研磨用途の治具製作に活かしています。
ピン・シャフトの製作実績では、外径公差±0.1µm、真円度0.06µm、表面粗さRa0.0239µmという超精密加工を実現しているほどです。加工精度の高さが治具の品質を支える基盤となっています。
参照元:三和クリエーション公式サイト(https://www.sanwa-creation.co.jp/products/technology/)

丸棒の受け台や真円度検査などで使用される位置固定治具です。断面が「V字」になった溝にワークを載せることで、自然に中心が決まり、左右に転がらなくなります。

センターレス研削盤で、丸棒やシャフトなどのワークを下から支え、高さや向きを安定させる治具です。ワークが加工中にぶれたり沈み込んだりするのを防ぎ、高精度な外径仕上げと量産加工を可能にします。

ダイヤルゲージやピックテストなどの測定器に装着して使用する検査治具です。加工後のワーク寸法や形状を安定して測定できるよう設計されており、三和クリエーションでは「ダイヤルゲージタイプ」と「テストインジケータタイプ」の2種類を製作しています。
研削・研磨加工の現場では、治具の摩耗による加工精度のブレや、高頻度な交換に伴う生産ラインの停止が課題となります。三和クリエーションのダイヤモンド製治具は、高い精度と耐摩耗性を両立しているため、治具の長寿命化を実現。交換頻度やラインの停止時間を削減し、タクトと品質の平準化に貢献します。
給油不要で運用でき、油管理の負荷を減らせる点も強みです。
なお、切削加工、研削・研磨加工、放電加工など、加工方法によって、必要な治具の素材や性能は異なります。そこで、本メディアではそれぞれの加工法に対応した治具メーカーを3社厳選してご紹介しています。おすすめの理由や事例もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
治具の製作事例は公式サイトで確認できませんでした。
センターレス研削盤をはじめ、ダイヤモンド砥石による高精度加工設備を複数保有しています。そのため、治具に組み込む微細なピン部品や長尺支持用の部材などを、社内で高精度に製作することが可能です。
また、真円度・円筒度測定器や表面粗さ測定機も保有しています。治具の当たり面やクランプ面を数値で検証後、検査データを添付しているため、導入後のトラブルや調整工数を削減できるでしょう。
| 会社名 | 三和クリエーション株式会社 |
|---|---|
| 創業年 | 要問い合わせ(設立年:1999年12月1日) |
| 所在地 | 神奈川県川崎市中原区宮内1-26-8 工場:本社併設 |
| 電話番号 | 044-740-6800(代表) |
| URL | https://www.sanwa-creation.co.jp/ |
引用元:グローバル公式サイト
(https://www.landingpage-synergy.com/Sp6X7DKw/)
切削加工の分野において、設計からアフターケアまで一括請負。
自動車業界や海洋機器・エンジン関連分野で使用する製品や部品製作の分野で大手企業から指名される実力を持つ。
切削加工で課題となる切粉の堆積や加工応力によるワークの歪みに対し、排出性を考慮した構造設計や重量に応じたクランプ設計が得意。精度不良を抑制する治具の提案もできる。
引用元:三和クリエーション公式サイト
(https://www.sanwa-creation.co.jp/)
硬質素材や難削素材を超精密・微細加工する技術を提供してきた会社。特に精度への要求が高い研削・研磨加工において知見と技術力を持つことから、「磨く」ことに特化した治具製作を任せられる。
超硬合金製よりも耐摩耗性が高いとされるダイヤモンド製の治具を製作。
ダイヤモンドの特性上、潤滑油などを使用しなくて済むため、給油ユニット、油のメンテナンス不要で使える。
引用元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/)
ワイヤー放電加工で使用する精密バイスやワイヤーカット治具の製作が得意。
最大70㎏※までの重量のワークに耐えうる治具の製作も手がける。
金型事業も行っていることから、ワイヤー放電加工における金型製作用の精密治具製作が強み。
要望を受けてから綿密な情報収集を行い、新製品開発における治具製作をサポートできる。
参照元:榮製機公式サイト
(http://www.sakae-seiki.co.jp/neotec_detail.php?neotec_cd=64)